2019.8.29
赤煉瓦
ここ福岡にも「赤煉瓦」と聞いて、すぐに連想される建物がある。
市内は天神・中州から那珂川沿いを少し下流へ下った場所にある
東京駅舎でお馴染みの辰野金吾らの設計によるもの。
この建物は、1909年に旧日本生命社屋として建てられたもので、重要文化財に指定されたあと
近年は福岡市の歴史資料館・文学館として利用されてきた。
この度、地元のIT技術者のためのコミュニティ施設・拠点として
全館リノベーションされたというニュースが報じられ、ちょいと覗きに足を運んでみた。
外観は赤煉瓦と御影石のコントラスト、気品漂う風格。
いまさら語る必要もない・・・。
エントランス廻り。
アーチ状に抜かれた受付壁面と、大理石のカウンター。
天井は通気口、制気口、照明吊元・・・ すべての要素がデザインに組み込まれている。
1Fメインはワークスペース。
(B1Fも同様、只今入室規制で入れず)
2Fは全て貸し会議室。
階段廻り。
スチール・ササラ部分のリベットの跡が愛らしい。
開口部・建具廻り。
サッシ組子の割付けや、建具枠の繰型なんかも、それぞれ重厚感がある。
今回のリノベで1Fに館内バー(アルコールも有り)が新設されたようで、
でも朝イチの時間帯だったので開店前で入れず・・・ 残念。
今日このあとの予定があって、15~20分程度しか滞在できず、駆け足になってしまった・・・
次回はもう少しゆっくり時間をとって見に来よう~。
data:福岡市赤煉瓦文化館 /福岡市中央区天神1-15-30