2024.7.8
富岡園地公衆トイレ/佇まいⅡ
→前回ブログのつづき
・・・んっ!? まわりの景色がずいぶんと変わって森になってる。
小さかったツバキの苗木が、高さ3M以上に伸びている・・・。
もっとも、建築として残存してくれいていて有難う。
そして日頃から管理してくださっている役場の方々には感謝しきれません。
やはり25年の時間経過が感じられる。
海に突き出した岬公園という過酷な場所でもあり
とくに木部・羽柄材は老朽化が著しい。
がしかし、同じ木部でも梁材はしっかり残っている。
設計当時の記憶では、構造設計者からの指示で
” 梁に使用する無垢の杉材は、事前に乾燥釜でよく水分を抜いたものを使用すること~”
と、木材の含水率数値まで入念に指定していた。
そのキメ細やかな配慮が、時間が経過するにつれて結果に現れている。
・・・うん、当時を思い出すなぁ・・・。
感慨深い。