2019.5.16
博多って
福岡(福岡市博多区~中央区エリア)をあまりご存知ない方に、少しだけご紹介。
9年前、2010年に東京から夫婦二人で移り住み、
親戚なんて誰ひとりいない未知の場所へやってきて、率直に感じたことを勝手にランキング・・・
当時
私33歳、居住歴:熊本11年、茨城10年、東京12年
妻34歳、居住歴:東京34年
第3位 『街がコンパクト』
東京23区でいうところの1.5~2区ほどの広さの中に、ひとつの都市要素が全部キュッと集まった感じ。
一人暮らしならチャリさえあれば、片っ端から用事が済む。
主要繁華街はJR博多駅(博多区)界隈と天神町(中央区)のふたつで、それぞれに地下街も想像以上に発展している。公共交通機関はバス(西鉄バス)がとても充実。鉄道も不便なく、東京みたいに朝のラッシュなんて無いし、通勤時間帯さえ避ければ立って乗ることもまずない。
そして地下鉄を使えば福岡空港~JR博多駅が2駅、博多駅~天神が3駅の距離。
まさに繁華街のすぐ隣りを飛行機が発着している。
第2位 『スーパーの刺身がどれも当然のように美味しい』
漁港がある地方都市だったら当たり前だと思われるかもしれないが
福岡の場合はさらに「漁場の多さ」ってところで他とは一線を画す。主な海流ごとに
長崎・五島列島沖(イサキ、タイ)、下関・大分(アジ、サバ)、宮崎・鹿児島沖(キハダ、カツオ)
値段も手頃で都内だと650~1,000円くらいの切り身が、こちらでは300~500円で約半額。
どの切り身も包丁の切り口は角が立っていて、そしてこの値段であれば文句のつけようがない!
それと有明海の魚介も豊富で、海苔の他にもこの時期だと熊本産のアサリ貝は外せない。
第1位 『朝の時間が余って戸惑う』
街のコンパクトさもあり、この差が体感として一番大きかった。
移住してきて最初の数ヶ月間は会社務めをしていたので、特にサラリーマンとしての意見。
東京では
朝6時過ぎに起床、7~8時半通勤、9時始業。
それが福岡に来たら
朝6時過ぎに起床、それから8時半までの約2時間半がとにかく暇!! チャリ15分で通勤完了、9時始業。
よっぽど人間らしい健康的な生活リズムに激変した。(雨天時はバス通勤、それでも25分)
ランク外・・・
「空が広い」 ⇒ 空港が近いので建物の高さ規制があり、高層の建物はない。
「混雑しない」 ⇒ 東京の人混みを考えれば、混んだといってもその2~3割くらい。
「冬は寒い」 ⇒ 九州とはいえ日本海でもある。雪こそ積もらないが曇天が多く北風が強い。
「意外と都会」 ⇒ 東京からのゲストが皆、口を揃えて言う。
「地元愛が凄い」⇒ 地元の方が『福岡いいとこやろ~^^』と皆、口を揃えて言う。
「祭りが熱い」 ⇒ 神社が多く祭りも多い。「博多山笠」なんて真夏に1ヶ月以上かけてやっている。
「アジア系旅行者がいっぱい」⇒ 中国、韓国、台湾、タイ・・・さすがアジアの玄関口。
「ラーメンよりもうどん」 ⇒ 呑んだ後はラーメンかもしれないが、日常的な食事はうどん派が大多数。
「家族で暮らすならマイカーが必要」⇒ 街がコンパクトゆえに一歩外に出れば、すぐに大自然。
「地元FMが面白い」⇒ 妻がハマっている。特にFM福岡のモーニングJAMとGOW(クロちゃん&ナナちゃん)
「醤油が甘い」 ⇒ 熊本も同じく甘いので私は知ってたけれど、妻には衝撃。
妻の様子といえば
来てすぐの頃は『 福岡なんてさ~~~っ 』と口を尖がらせていたのが
半年も過ぎれば、私よりも細かいところまで知り尽くし、この街の暮らし易さを充分理解していた。
こちらに来てから自動車免許も取得して、毎日のように仕事にプライベートに走り回っている。
5年前に娘を出産した時には、東京の実家には戻らずに、逆に両親を呼び寄せたほどだ。
「住めば都」とはよく言ったもので、
彼女を半ば強引に連れてきた私としても、こっそり胸をなでおろしているところ。
・・・ まだまだ9年間で感じたことを、ここではすべてを書き尽くせない。
福岡博多界隈に限らずとも、九州全土に渡って魅力的なことがたくさんあるので
それはまたの機会に色々とご紹介したい。
私自身は酒やアルコールはナメる程度なので、どうしても、そっち方面の情報は薄くなってしまうが
地元銘柄の蔵元だったり、夜の屋台や食事処の「うまかもん」も沢山あるらしい・・・
もう少し勉強します!
さいごに、最近たまに東京へ行って感じること、おまけランキング・・・
第3位 『美味しい食べもの&お店が沢山ある』
第2位 『ちょっと疲れる・・・』
第1位 『洗練されたものはやっぱり東京には敵わない』
つづく