2020.2.9
得意技
今度の4月で年長さんになる我が家の娘。
いま通っている習い事は「バレエ」「公文(こくご・さんすう)」
保育園内の活動も入れると「絵画」に「英語」も。
まだ5歳ながら、今日もまた彼女はとても忙しそうなスケジュール・・・。
父親の私から娘には
『 大好きだと思うモノ、夢中になってやれるコトであれば、一生懸命頑張りなさい 』
とだけ伝えてあり、あとは本人にお任せ。
思えば自分が子供の頃、特に小学生時代(昭和58年~平成元年)は
クラスの友達を見渡しても、習い事を数多くやっていることが当時のステータスだった。
その頃人気があった習い事といえば
スイミング、習字、そろばん、公文、エレクトーン、ピアノ
私といえば
サッカー、少年野球、剣道、一輪車、習字、コーラス(音楽)
でも、ぶっちゃけ自分が習いたくてやっていたのはサッカーだけだったかな~(=キャプテン翼世代)
それ以外の大半は親の熱心な思いから「習わされて」いたように思う。
ちょっと話を反らすが、私が尊敬する方々の一人に
アニメ制作会社「スタジオジブリ」の名プロデューサー、鈴木敏夫さんがいる。
鈴木さんが、これまでラジオやフリートークでお話しされていた中で、心に響いた多くの言葉がある。
その中でも一番衝撃を受けた言葉は
『 とにかく自分の得意技をキメたらいい!』 キメる=役割を果たす、≠決定する
『 いろんな得意技を持った仲間達が寄り集まって、そこで自分の得意技をキメる、これでいいんだよっ! 』
と、おっしゃられていた。
ここで鈴木さんの「仲間達」とは宮崎駿先生、高畑勲先生をはじめ、
様々な才能に溢れたジブリスタッフの面々や周囲の仕事関係者らのことだろう。
この言葉が響いた理由は、
ながらく自分の中にあった誰しもが抱いているだろう疑問、
『 ヒト(自分)は何のために生きるのか、生きる理由があるのか 』 と、漠然とした人生最大級の問いに
鈴木さんのその言葉がピッタリ当てはまったからだった・・・。
鈴木さんご本人は、話の流れの中でおっしゃられていたので
もしかすると私の拡大解釈かもしれない・・・
いやいや、そんなことはないはずだ・・・。
つづく