佐賀県鳥栖市にオープンした生花店。
上階が賃貸マンションである1Fテナント部分へ入居オープン。
今回は以前に美容室であったテナントと、そこへ隣接する駐車場(2台)を合わせた100平米程のスペースがリノベーション対象エリアとなった。
一般に路面店の生花店として100平米の規模はやや広過ぎることと、リフォーム費用を極力抑えるために、全体を「売り場」と「バックヤード」スペースの大きく2つの空間へ分割し、出来る限り「売り場」の方へ費用を費やすこととした。
「バックヤード」は既存仕上げを撤去し、建物RC躯体(=スケルトン)を現わしたまま状態として、大型冷蔵庫と作業用シンクを置いたシンプルなスペースに留めた。
「売り場」もスケルトンの現わしに加え、使用する建材を1種類(シナ合板)に限定しインテリア及び什器類を構成した。
店舗全体がひとつの花瓶・受皿として統一さられた店内には常にjazzが流れ、心地よい雰囲気をつくり出している。 (松本 健志)
photo:針金洋介