今日は都内（正確には横浜）から博多にゲストがお見えになり、午前中から終日一緒に過ごすことになった。

ゲストは今から約20年ほど前、僕が大学新卒で入社した都内の設計事務所で大変お世話になった先輩の一人。
当時と変わらず後輩に優しく真面目で気遣いの方。
今でも同じ事務所に在籍され、着実にキャリアを積まれてチームをまとめる立場へ。

ここでひとつ、
僕が先輩と会って話をするということは、いってみれば自分が社会人のスタートを切ってからこの20年の道のりを振り返ることや、まして、そのままその事務所を辞めずに継続して勤めていたら･･･なんてことが容易にシミュレーションできてしまう。

だがしかし、実際の会話の中では「どっちの方が良かったのか～」なんて野暮な話には絶対にならない。

それは当時から現在まで、先輩が僕の性格や理想をよく理解してくれていて
僕もその先輩の心遣いや優しさを充分知っているからだ。

だからこそ、これからいつでも何度でも、
変わらずに会いたいと思える大切な 『先輩』 なんだ。

今回の食事処は、昼に『吉塚うなぎ』、夜に水炊き料理の『芝』をセレクト。

吉塚うなぎは、前回混雑し過ぎていて断念したのでそのリベンジに。
芝は都内からのゲストの際には、最近ではお決まりで予約している。
もし川辺の個室が空いていなければ、あっさり諦めて次の機会にすべし。

新鮮な刺身と、鶏出汁のコクが効いた水炊きに舌鼓を打っていると
窓辺には東京とは少し違ったノスタルジックな夜景が、中洲の川面に揺らいでいた。

data：
博多名代 吉塚うなぎ屋　／ 福岡市博多区中洲2-8-27
水炊き　芝　／ 福岡市中央区西中洲4-8