2024.4.10
模型搬送ミッション②
≪前回ブログのつづき・・・≫
CA『 松本さんですか? 』
私『 はい。』
CA『 せっかくですが、この飛行機に搭乗いただくことは出来ません。』
私『 えっ・・・?? どうしてですか? 』
CA『 お手持ちの荷物(模型)ですが、実はサイズを許容ギリギリに作って頂いてることが原因で
間違いなく搭乗した機体のオーバーヘッド・ビン(客席頭上の荷物入れ)に入るかどうか
確約ができません。つまり飛行の安全も確約できないことになってしまいます。』
私『 それでは、足元の床に置く方法などはダメでしょうか? 』
CA『 残念ですが、ここまでのサイズになると避難安全上の観点から床置きはNGとなります。』
私『 ・・・ 』
CA『 誠に恐れ入りますが、このあと、ひと便だけ搭乗を見送っていただいて
その際に他のお客様より先に、先頭で優先搭乗して頂きます。
そこで間違いなく頭上の荷物入れに入れることが確認できれば、
そのまま搭乗いただきます。』
私『 もしもそれで納まりきれなかったら、どうなるんですか? 』
CA『 そうなれば、模型は他の預かり荷物と一緒に機体の格納室に入れて頂きます。』
私『 いやいや、それだと荷積み&荷降ろしの衝撃で100%模型壊れちゃいますって・・・ 』
『 そうならないために、機内持ち込みを想定して色々準備してきたんですけれどね・・・(汗 』
CA『 ご事情お察しいたします。しかしあまり一般には知られていませんが
厳密にいえば機体の機種ごとに頭上荷物入れのサイズが少しづつ異なるんです。』
私『 なるほどねぇ。それを知ってたらちゃんと詳しく調べましたけど・・・
わかりました! 一か八かやってみましょう!』
結局、1本遅らせた便の機体の頭上収納に無事に収まって、事なきをえました(安堵
それでも到着が予定よりも遅くなってしまったことで
着いた都内は平日のサラリーマン帰宅ラッシュの時間帯・・・電車は諦めよう。
作戦変更で、浜松町まで何とかモノレールをつかって
浜松町から人形町のホテルまではタクシーに乗って無事到着!!
いやぁ~、この都内の人混みの中で、すれ違う人誰ひとりともぶつかることなく
ホテルまで辿り着くってホントに無理ゲー、至難の業でした。。。(汗
翌日は、午前中早くにホテルを出て
打合せ最寄りの虎ノ門ヒルズでお茶をしながら、模型を開封&破損チェック。
お陰様で模型は無事でした。
クライアントにも大変喜んでいただきました^^
ありがとうございました^^
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SAWAMURA/虎ノ門ヒルズ・ステーションタワー2F
東京都港区虎ノ門二丁目6番1号