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2023.1.21

日々のこと

BANKSY展

今日は娘たってのリクエスト。
福岡アジア美術館の”バンクシー 展”へ家族揃ってお出掛け。

つい3~4年前までは同建物内のアンパンマンミュージアムによく通っていたのに・・・
子供の成長は早いものです。

 
data:
『 バンクシーって誰?展 』
2022年12月17日~2023年3月26日
福岡アジア美術館 7F企画ギャラリーA~C
福岡市博多区下川端町3-1リバレインセンタービル

 

 
バンクシー(BANKSY)
その名を知る人も多い、覆面のグラフィティアーティスト。
(所説あるも、UK出身で1973~75年生まれの男性というのが最も有力。
 周囲に数名の協力スタッフがいるらしく、本人は地元を拠点に一般的な生活を送っているらしい)

現代社会に起きている戦争や人種差別、
貧困格差などにシニカルに訴えるそのグラフィティは
あらかじめ切り抜いた型紙を製作して
現地でスプレーを施して仕上げる ”ステンシル” 手法によって一夜にして街角へ出現する。
描く場所も事前に入念に下見をして決めているらしい。

2019年に日本国内でも
彼の代表的な擬人化モチーフでもある『 傘をさしたネズミ 』が出現して話題となった。

一般にグラフィティを描き残す行為は器物損害の違法性を含むため
覆面であることが本人にとって都合がよいのだろうが、
いまや作品に数億円の値がつく彼であれば、いっそ顔を公表して
大手企業から大型オファーを受けて、グッズや広告を媒体にグラフィティアーティストとして
多額を得ることだって選択できたはずだ。

しかし、富や名声にはいっさい目もくれず
ただ純粋に世の中の不合理にフォーカスする彼の生き様がそこにあった。
これぞ真のアーティスト。

さて、今回のバンクシー展ってそもそも本人が謎の存在なのに
誰に断わって開催してるんだろうか?

帰りがけに美術展の売店で買った雑誌ブルータス(BANKSY特集号)、
かつて彼ら編集部も同じ疑問をもったようで、バンクシー公式の真贋承認組織(ペストコントロール)へ
問い合わせて下記回答があったそうだ。

Q ”日本で巡回している展示会はフェイクか?”
A ”おそらくバンクシー本人の合意なしに企画・展示されているものだろう”

もはや
『 バンクシーって誰?展 』じゃなくって
『 この展示会の企画者って誰?展 』ですな^^

 

 

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